「動物病院の選び方を教えてください」という質問が来ました。
このごろ動物病院がふえているので、どこにお世話になったらいいのか、まよってしまうそうです。

　まず、その病院の先生が、何の動物をよくみているのかを聞いてみましょう。
ウサギ専門の先生もいれば、ウサギは診察しない先生もいるのです。
治療の腕も大切ですが、相談できたり、病気や薬の説明をていねいにしてもらえると安心だよね。

　動物のことをよく聞いて（問診）、よく見て（視診）、よくさわって（触診）、
どの病気でも心臓や肺の音も調べて（聴診）、昔の病気も聞きながら、
病気を総合的に診断する先生は、動物大好きだろうから、おすすめかな。

　病気の治療だけでなく、飼い方やしつけや予防のワクチンも教えてくれると、大助かり。
いざというとき、すぐにとんでいけて、毎日でも通える距離にある病院だと、さらに便利です。

　何より一番大切なことは、信頼関係です。
家族の一員の命をあずけるわけですから、いくら設備が整ったりっぱな病院でも、
先生と信頼関係がないと、動物の一生のいろんなできごとを、いっしょにのりこえることはできません。
お友だちとの関係でも同じだと思うけど、信頼関係って少しずつ、
おたがいにきずいていくものだと思います。
十分にコミュニケーションをとりながら、心のケアもしてくれそうなホームドクターを見つけてね。

　それでもやっぱりわからないときは、イヌのお散歩している人に話しかけてみましょう。
獣医さんの情報は、いま飼っている人が一番よく知っているものかもしれません。
病院の選び方って、友だちの選び方と同じで、なかなかむずかしいよね。

　さあ、この病院って決まったら、電話を入れて、手術中じゃないか、
どうやってつれていくか、便や証明書など必要な持ち物はないか、先生に聞いてみてね。
ドキドキするけれど、とびらを開けると、一生仲よくできる先生にあえるかも!?